療養型病床群の削減

療養型病床群が新設されるというので、広島竹原に病院の計画があったころ、必死で勉強したものだ。その結果、地域医療で大きな成果があったと聞いている。これは病床群だけではなく、福祉との連携、そして病院とかかりつけ医院との連携が、それぞれうまくいった結果だった。
もともと療養型病床群の目的は、老人病院での社会的入院を減らすということだったのだが、次はその療養型病床群自体も無くそうということになってしまっている。朝令暮改もいいところだ。
問題はこのプロセスではなく、現場や実情を知らない厚生労働省の若手官僚が、机上だけでこのような政策を立案し、それを官僚機構が通してしまうことだ。
さらにはこのような無策に近い政策を、大所高所からチェックできない政治の無能力だ。
政治は国民の民意の反映なのだから、回りまわって、不利益は国民に戻ってくる。
ならどうするか?
建築不況も同じパターンだ。官僚ももともとは良いように、善意で政策を立案しているのに違いないのだが、その結果がどうなるかを、政治家はもっと長期的な視野で、責任を取ることによって、見通さなければならないのに、それができる人がいない。こんなヤワな国でいいはずがない。