鉄筋が見えない四川省の「おから」建築

中国四川省地震の物故者に哀悼の意を表します。
報道写真では、崩壊した中低層建物の残骸や、残った建物の断面で、奇妙なことに気づく。
・鉄筋が見えないこと。
・柱と壁と床はあるが、梁がないこと。
・柱と壁はレンガ積みに漆喰を塗っただけ。

中国にも耐震設計基準が存在するそうだ。そして施工「管理」技術も当然あるはずだ。
4,000年もの間には、何度も大地震を経験しているはずだから、
民間には耐震構造への知恵があるはず。それはどうなっているのだろう。

おから、といわれるのは、施工の「監理」がされてないからだろう。
設計では鉄筋があったり、梁もある、レンガではなくコンクリートも指定されているのだろうが、現場ではすりかわっていたのではないか?
日常的に不正が行われているとは考えにくいし、地震地帯であれば、民間の知恵で是正されているはずだ。

設計者による現場施工の「監理」がいかに大切か。これを日本の人も学ぶ機会である。
「管理」と「監理」の違い。みなさんおわかりになりますよね。