昨日の大学の講義で、「あなたが住んでいる家と土地の法的規制と事実を調べる」
という課題を出した。調べ方についても触れた。
この講義は、以前は教養科目と言っていた「全学共通科目」で、
各学部から、1年から4年までの学生を対象とするものである。
前回の講義で、不動産広告の見方として、物件概要という細かい文字の集中した
部分が重要で、真っ先にそれを読みなさいと伝えたら、
学生の興味をかき立てたようだった。
自分の家を調べてみたい、という声も聞こえてきたので、今回の課題を作った。
都市計画規制、建築規制などがあることすら、まったく知らなかったと、
今回の講義から伝わってきた。
これからは、一般市民がもっともっと、家や都市に対する基礎知識、
すなわちリテラシーをもつことが必要だろう。
一種の読み書きそろばんなのだ。
自分の住んでいる家と土地の法的事実を知っていること、調べられること。
これくらいはだれでもできないといけない。
そんなに苦労しなくても、情報は簡単に手に入る。決して隠されているわけではない。
ただ、自分の住んでいる家と土地の法的事実を調べることに思い至らないだけだ。
家や都市などが、法の網の中にあることにすら、一般市民はきづかないのだ。
そして不動産を購入するときになって、あわてて厳しい現実に直面せざるをえなくなる。
建築の専門家は、もっと親切に一般市民に呼びかける必要がある。
専門家と市民との家や都市のリテラシーのギャップは非常に大きい。
来週の提出が楽しみになってきた。