建築基準法不況

若くて現場を知らない官僚が、机上の空論を法律にしてしまった。
これを誰もチェックしない。事なかれ主義。
そのままあれよあれよといううちに、国会を通り、法律になった。
その結果、どうなったか。

的外れで現実離れして、枝葉末節にまでこだわる文書主義の法律ができた。
もともと、建築基準法ほどの悪法はないといわれてきたのに、屋上屋を重ねてしまった。

これで誰が得をするのか?
その前に一番損をするのは、施主。建て主。
あとはみんな損をする。設計者、工事関係者。材料メーカー。
得をするのは、権益を増やすことに成功した、国土交通省だけだ。

建築基準法が建築不況を作ってしまった。
昨年比で4割も工事が少なくなっている。
国のGNPの大きな比率を担う建築が、経済の足を引っ張っている。
そのうちなんとかなるだろう、と国土交通省。
なんともならない。

いちばんだらしないのは、法律ができる前に、なにもしなかった建築関係者だ。
特に普段えばっている、リーダー的な建築家。そして建築家団体。
そして、メディア。
なにも現状を理解しないまま、先の見通しもないままだ。